化粧品の原料について 天然と合成

化粧品の原料

化粧品を使う、というか買う前にチェックしておきたいのが原料について。

 

自分のお肌に合う合わないの一番大事なポイントです。

 

そこで化粧品の原料についていろいろ調べてみました。

 

 

天然と合成は原料が違う?

「天然成分配合」とあってもパッケージ記載されているのは化学名だったりします。

 

これは、実際には天然の原料から欲しい成分だけを抽出しているため。

 

そして、この成分は合成することで作ることも可能なんです。

 

物質には3つあり、天然素材・天然抽出物・合成化学物質です。

 

素材そのものには有効成分以外も入っているため効果が出にくいのですが、抽出物は余分なものがないため即効性があります。

 

人気化粧品に配合されるのはこの天然抽出物か合成化学物質になります。

 

この2つは、物質の構造は同じですが、人体への影響は違うためできるだけ天然原料由来のものがおすすめです。

 

理由は以下で紹介します。

 

人気のベータカロチンの例

がん予防などで人気のあるベータカロチン。

 

にんじんなど緑黄色野菜から吸収すれば天然ものです。

 

これを顕微鏡で見てみると、丸い形でその周りにひげ状のものがついています。

 

このひげが不純物であり、精製しても多少残っています。

 

コレに対して合成ものはひげが全くありません。

 

そして、合成ものベータカロチンを摂取しすぎることでがんになりやすいという結果が出ています。

 

フィンランドとアメリカで同じ実験が行われ、がん予防どころか促進させるのでは?と結論づけられています。

 

人の身体には不純物ありのものがいい

合成化学物質は即効性があります。

 

また、安く大量に製造できるため人気化粧品には必須です。

 

しかしもともと不純物だらけの人体で即効性を発揮されると、それだけ活性酸素を消費することになります。

 

活性酸素は悪者に思われがちですが、ある程度は必要なもの。

 

体内に侵入したばい菌を退治してくれる白血球が働くためには活性酸素が必要です。

 

また細胞内の情報伝達機能も果たしています。

 

これがなくなれば結果免疫力の低下を招きます。

 

そのため、合成ものが人気化粧品に大量に入っているわけではないにしても、身体への悪影響を考えたとき天然ものを使っている商品を選ぶべきでしょう。

 


植物原料から抽出される植物エキスとはどんなもの?

人気化粧品に配合する成分として植物エキスは大人気です。

 

原料としている植物の名前を使うことで天然っぽく感じてしまうこともあり、生産者側も使いたがるのでしょう。

 

ではこの植物エキスとはいったいどんなものなんでしょうか。

 

人気成分「植物エキス」抽出の仕方と効果

植物エキスはハーブなどの植物を水やアルコールなどの溶媒に浸すことで有効成分を抽出します。

 

圧力をかけて取り出す方法もあります。

 

この抽出方法の違いで成分が変わってしまうものなので、同じように○○配合と記載されていてもメーカーによって変わります。

 

抽出する際の溶剤には化学物質が含まれていることが多く、完全に天然ものとはいえません。

 

水や圧力での抽出なら良さそうですが、コストが高くつくという欠点がありるためメーカーからすれば溶剤使用のほうが利益を出しやすいといった欠点もあります。

 

原料の産地や栽培法

使っている原料が天然ものと聞くと安全そうに聞こえますが、触ればかぶれるものもありますし、アレルギー反応がでることもあります。

 

天然原料は決して100%安全ではないのです。

 

また、植物エキスは成分が変わりやすいため、製造段階で防腐剤などを入れて安定させることが多いのですが、原料段階で加えたものについては化粧品の容器には記載しなくていいため消費者にはわかりません。

 

どうしても気になるようでしたらメーカーに直接聞いてみましょう。

 

メーカーによっては、原料となった植物の産地や、有機栽培・無農薬など栽培法へのこだわりを持っているところもあります。

 

汚染問題などもあるので、原料段階から安全なものを使ってもらいたいものですね。

 

化粧品に一番多く含まれる人気原料成分

それは水です。

 

実際に成分表示をみるとたいてい最初に「水」と記載されています。

 

含まれる量が多い順に書かれるルールから水が多く含まれることがわかります。

 

普通、人気化粧品に使われる水は精製水か浄水です。

 

最近はイオン水や海洋深層水といった表記がされることも。

 

この水の具体的な効果は、まだはっきりと証明されてはいません。

 

ミネラルウォーターだからいいのか?というと意外と井戸水を変わらないなんて事も。

 

血糖値を下げる効果があるとされて人気のバナジウム入りなんてものもありますが、本当に血糖値を下げるだけの必要量を摂取するには何千リットルを毎日飲んでも足りないくらいです。

 

また、こちらも人気の海洋深層水に関しても、そのままでは使えないためろ過するんですが、そのときミネラルも除去されてしまいます。

 

結局一度ろ過してしまえばただの水になるんですね。

 

人気化粧品に使われている水はイイにこしたことはありませんが、効果についてははっきりわかるものではありません。

 

またどんな水を使っているのか消費者にはわからないので、水うんぬんではなくその人気化粧品の効果で判断するのが得策です。

 

特殊性のある水

まだ効果がはっきり証明されたわけではありませんが、特殊性のある水もあります。

 

ある実験で水によって気化する温度が違うことがわかったのですが、特殊な処理を施すと高温になるまで気化しない=エネルギーを多く含んでもいい=安定している、ということになります。

 

安定=変化しにくいことなので、人気化粧品に使う防腐剤を減らせるかもしれません。

 

また気化しにくいのは蒸発しにくいことなので保湿性も高くなります。

 

これらのことから、将来画期的な水が生み出される可能性もあるのです。

 

現在研究が進めているメーカーもありますので期待しましょう。

 

人気化粧品に使われる原料の安全性

人気のイソフラボン

イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをすることで人気です。

 

そのため多くの人気化粧品に配合されています。

 

イメージ的に大豆を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、緑茶やりんごの種にも含まれています。

 

といってもコスト的にも安くつく大豆ものがほとんどです。

 

しかし大豆には遺伝子組み変え問題があります。

 

人体への影響ははっきりしていませんが、マウスの実験では異常がみられるという結果もでています。

 

最近は遺伝子組み換えでないと表記されていることが多いのですが、それもメーカーしだいです。

 

それなら緑茶から取ればいいと思うかもしれませんが、今度は農薬問題が関わってきます。

 

原料にこだわり始めるとキリがないんですね。

 

メーカーの安全性への取り組み姿勢をみる

今では大豆製品に「遺伝子組み換えでない」と表記されたものがほとんどです。

 

でも人気化粧品でそういった表記は見かけません。

 

製造側曰く、食品より高度な精製をしているため影響はないとのことですが、100%安全とは言い切れないでしょう。

 

実際なにかトラブルがあったとしても大豆が原因と証明するのは困難なのが現実です。

 

ただこういった細かなことにも注意をはらっているメーカーなら、信頼度も高いのではないでしょうか。

 

化粧品だけでなく、製造メーカーの姿勢を判断するものさしとして安全性への取り組み方を見ることは大切です。